栄養・サプリのアップデート2:アシュワガンダ

 

 Anabolic Men などのブログ記事 で、日本でもボディービルダーの方などに知られる米国のクリス・ウオーカーさんですが、自身が19歳の時にテストステロン(男性ホルモンの主要なタイプ)の分泌がほぼ皆無になる病気を患い、その後たった1年半で健常者どころかトップアスリートやボディービルダーを遥かに上回るテストステロンを分泌するまでに回復したという逸話でも知られています。デューク大学で神経科学を専攻して 入学後わずか3年で卒業し、今はテストステロン増強のためのサプリを自分で材料調達・ブレンドして発売したり、他のフィットネス・グルらと共に複数のポッドキャストやYoutubeを介して最新研究ニュースの動画を配信しています。

 

 そんな彼が勧めている数少ない「テストステロン増強ハーブ」の1つがアシュワガンダです(冒頭の動画:ナレーションはクリスさん)。日本でも3年位前から広く出回るようになったハーブですが、以前私が試した時にはあまり効き目がなく、米国でサプリ効能のファクト・チェックに使われているサイト、WebMD でも「効能について証拠がまだ十分ではない」とされていた(今でもそのまま)なので、摂取を止めて居ました。しかし、彼の上記の動画でまとめてあるのですが、アシュワガンダのテストステロン増強を実証する研究論文が2010年頃からいくつも学会誌に登場し、中にはメジャー誌から「筋トレなどの運動と併用する事により、アシュワガンダのテストステロン増強、筋肉肥大、体脂肪減少、生殖能力改善への有効性がかなり強い」という研究結果を発表しているものがあります。特に、以下の2つが重要で、アスリートにも非アスリートにも二重盲目試験でかなりの効果が見られます。

 

Wankhede et al. (2015) Examining the effect of Withania somnifera supplementation on muscle strength and recovery: a randomized controlled trial

https://jissn.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12970-015-0104-9

 

Ahmad et al. (2009) Withania somnifera improves semen quality by regulating reproductive hormone levels and oxidative stress in seminal plasma of infertile males

http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0015028209010140

 

 では、アシュワガンダが私になぜ効かなかったのか、というと、冒頭のクリスさんの動画によると、これらの研究で使われているアシュワガンダと、日米の市場に安価に出回っているアシュワガンダのタイプが違うのだそうです。これらの研究で用いられているのは、アシュワガンダの根だけから抽出した KSM-66 という良質タイプです。調べて見た所、米国から日本へも発送してくれる Bodybuilding.com や日本のアマゾンでは売っておりません。また、米国のアマゾンで購入しても、日本へは発送してくれません。日本だと、iHerb が輸入販売しており、私もつい先ほど注文しました。

 

https://jp.iherb.com/pr/jarrow-formulas-ashwagandha-300-mg-120-veggie-caps/3302

 

 また、アシュワガンダはストレスホルモンであるコルチゾールの減少、認知力など脳機能の改善、抗うつ作用もあります(Health Guruとして全米で有名な Dr. Axe の以下の動画でも紹介されています)。

 

 

 上記の研究は多数、広い年齢層によるアシュワガンダ(KSM-66)の40日間位の使用期間の前後での血液サンプル比較結果(二重盲目試験)ですから、私も40日間試してみて、その結果を記事にしますね。商品到着まで2~3週間かかりますので、結果がでるのは10月下旬になりますが、お楽しみに。