太るより痩せる方が良い

 

 私の体調の変化と密接に連動している物として、天候(気温や湿度よりも、気圧の変化)があり、これはLOH症候群(男性更年期)を患う人だけでなく、他のホルモン系の疾患(女性の更年期、甲状腺疾患であるバセド病から拒食症まで)のほか、自律神経失調症の方は実感された方が多いと思います。私の場合、特に気圧の下降期(特に前線通過前や台風の接近時)に気分が悪くなり、いったん気圧が下がりきってしまうと、気圧が低いままの状態に(気圧が上昇に転じなくても)体が遅ればせながら適応し、気分は落ち着きます。まあ、気圧の変化の現状と予測(これから下がるな、前線が来るな、といった感じ)は自分の体調を頼りにした方が、天気予報より良くわかる程ですが、気温の変化に関しては、体からは予測出来ないので、私の場合、気温よりも気圧に敏感なのだと思います。幼少期を南国で、しかも(少なくとも当時はずっと)日本で一番晴天日数の多い町として知られていた所で生まれてから高校卒業まで育ったので、そいういう背景もあると思います。このためか、日照時間が短くなり、気温も低くなる冬は苦手ですが、寒さは着込めば何とかなりますし、冬の北国を出張などで訪れた時でも、晴れた日には気分が良くなります。積もった雪も晴天下では綺麗に見えますが、暗くどんよりした日に出会うと、気分も下向きになります。

 

 そして、もう1つ、自分の体調を知るうえで、役に立っている物があります。それは自分の体重、体脂肪など、体組成の変化です。正確には、筋肉量と骨の量(男性ホルモンが出ると筋肉や骨が合成されるため)、体年齢(主に筋肉量が関係しています)、体脂肪、内臓脂肪、水分量、基礎代謝(筋肉量が主に関係)などの変化です。

 

 

 私は昨年6月からタニタ社の体組成計を使って、毎朝計量していますが、8月上旬に体調が良くなった(回復に転じたと確信できた)時には、筋肉量も骨量も増え、体重、腹回り、体脂肪、内臓脂肪量が減っていました。男性更年期になるとメタボリック症候群や、糖尿病などの生活習慣病と相関があるので、太ってくると男性更年期のサインだ(逆に、男性更年期になると、太りやすく、生活習慣病にかかりやすくなる)、という事は良く知られていますが、男性ホルモンと筋肉量・骨量との関係については男性更年期障害(LOH症候群)についての本や雑誌で語られる事は殆どありません。筋肉が肥大するのは、成長ホルモンによるものではありません(多くの人がこう誤解しています)。これは男性ホルモンによるもので、骨密度や重量も増やします。

 

 このうち、日変化の大きいのが筋肉量で、私は体調が悪い時は(現在 中背、62-63kgの体重で)筋肉量が48kg台、調子の良い時には51kg近くもあるので、ひどい時には1-2週間で2-3キロも上下変動します。筋肉が付いている時にはジムで風呂上りに鏡で体を観た時に自分で解ったり(あとは髭剃りの時にも、鏡に映った自分の顔のアゴまわりの脂肪の変化で体脂肪が減ったり増えたりしているのが解ったり)、ジム仲間と一緒にトレーニングしたり風呂に入った時に「最近筋肉が付いてきたねえ。」とか、気の合った友人からは逆に「太ったね。」と言われたりします。トレーナーさんやキックボクシングの先生は敏感で、筋肉が増えると直ぐに褒めてくれますが、太った時には気を使って何も言いません。ですから、何も言われなくなった時が要注意です。

 

 ちなみに私が通っているジムは Gold's Gymです。冒頭のビデオにある、最近話題の Rizapではありません。2か月で30万円なんてとても出せないし、そんな気力、やる気は健常者よりはるかに下です。しかしそんな私でも Gold's Gymが続いているのは、トレーナーさんも、インストラクターも、メンバーの方もフレンドリーで、週末野外へ連れ出してくれる友人たちとはここで知り合いました。私はLOH症候群を患っていると仲良くなったトレーナーさんや親しい友人に公言しているので、男性ホルモンアップや健康管理のアドバイスをまめに頂きますし、その友人の一人は、私の症状と彼の症状を比較して思い当たる所があり、病院で検査したら、彼も男性更年期障害である事が解り、助けてもらうだけでなく、逆に感謝された事もあります。という訳で、Gold's Gym をお勧めします。

 

 

 タニタの体組成計などを使うと、体組成(筋肉量・内臓脂肪・骨重量など)のほか、左右の筋肉のバランスを教えてくれます。(例えば、左腕の筋肉が少ないと、体のバランスが悪くなるので、左側を中心に筋トレします)。

 

 このほか、体年齢も表示され、8月の上旬に1回、中旬に1回ですが、体年齢が実年齢よりも12歳若い35歳になっていました(ただし、脳年齢を脳トレゲームなどで計測すると、実年齢よりも高い値が出る事がいまだにあります。身体能力は回復してきたが、脳力・認知力は まだまだ下がったまま、といった所でしょうか。落ち込む事も多いですし、心の状態もまだまだです)。

 

 まあ、今月になって 身体能力が最高値(体年齢が35歳)になった時の筋肉量はどちらも51キロ近くあり、体重は62キロ前後(私の実年齢の日本人の理想体重)のままでした。こういった日の前後は、体調が良くなっているのが解りますし、気分も上向きで、頭も比較的冴えているので、脳や認知力との相関がある。6月末に NHKの「ためしてガッテン!」でやっていましたが、テストステロンが脳の線条体を刺激して、やる気が起き、認知力も上がるのだそうです。

 

http://m3q.jp/t/2218

 

 さて、こういった話を月1回、某大学病院で私のLOH症候群を診察して下さる担当医の先生に先月、今月と2度に渡って話したところ、私の意見にうなずいていました。先月の診断の時は、それまで体重が下降気味だったため、大丈夫か?と聞いてみたところ、

 

「一般論になるが、体重は増える傾向にあるよりも、減る傾向にあるほうが望ましい。」

 

という事でした。筋肉量が減ってはまずいですが、世間で言うように、体重減少=体脂肪・内臓脂肪の減少、と考えれば好ましいという事でしょう。先生は私が週に2-3度ジムで筋トレをしているのを知っているので、筋肉量が減少したわけではないだろう、と考えたのでしょう。

 

 あと、今週に今月分の診断を受けたばかりなのですが、その時には「筋肉量も骨密度も、過去2年位で最高の状態になりました。」という話をすると、それは良かった、と笑顔で返答されました。私の場合、食事療法もして運動もしているのに体重が理想値の62Kgで安定したままなのは、体組成が(体調の良い時には)筋肉質に変わってきているから、その分体脂肪・内臓脂肪が減っているからだと思います。そういう意味では計測に大事なのは体重の日変化ではなく、体脂肪(と残りの大半に相当する)筋肉量なのですね。

 

 体組成計は値段が高いからどうも、という方は、お腹まわりをテープ巻尺で計る、というのが良いと思います。私も毎朝起床・トイレ直後に計り、胃・腹の内容物の影響が無いようにしていますが、体脂肪と強く連動して変化しています。旅行・出張などで体組成計が使えない時は、巻尺を持って行き 宿で使います。旅先での健康チェックに重宝しています。

 

2014年8月22日(金)に掲載