自律神経失調症:誰にでも起こる・春が要注意

 

 今日、知り合いの20代の女性から、

 

「春になって調子が悪い。疲れが溜まって、起きれなくて、鬱じゃないかと思う。」

 

という相談を受けました。

 

 話を聴いてみると、典型的な自律神経失調症の症状でした。冬に頑張っていたので(特に関東地方の昨冬は40数年ぶりの積雪など、厳しかったので)、春になって疲れがドッと出たのでしょう。

 

 自律神経失調症は女性であろうと、男性であろうと、更年期障害の典型的な症状でもあります。更年期でなくとも、バセドウ病など、ホルモン分泌系を中心とした様々な病気に伴いますし、単に「自律神経失調症」と他の疾患の関連なしに診断される事も多いです。初診で(あるいは初診時の検査結果を踏まえた2度目の診察で)他に特に病んだところが見られない場合など、原因不明、という事で自律神経失調症と診断されるという事もあるのでしょうが、若い人は特にこう診断される方が多いようです。

 

 逆に、(男性)更年期障害・LOH症候群など、他の疾患を伴う場合、「自律神経失調症」という診断名は付きませんせんので、「自分は関係ない。」と思わないで下さい。まだ診断されていない方でも自律神経失調を患う方は程度の差はあれ、非常に多いのです。

 

 重度の男性更年期障害(LOH症候群)の私も、天気が悪くなったり、気圧がさがったりすると、自律神経で対応しきれないので、直ぐに体調に現れます。若い人・学生さんでもストレスなどで自律神経失調症になる方が増えています。症状も軽い人から酷い人まで、さまざまです。私はここ数年だんだん酷くなっていますが、昨夏から男性ホルモン値が回復傾向に転じたとはいえ、自律神経の弱さは酷いままです。ただ、数年越しで遅かりしとはいえ、今では漁師さんや船乗り・シェルパのように、天気予報だけでなく、気圧計をマメに見て事前に対応していますので、対処法についてはこの1~2か月で随分良くなってきました(これについては詳しく別の記事で紹介します)。

 

 この自律神経失調症について、いろんな本を読み漁って、自分で体系的に理解したり、他人に(特に雇用主側へ)説明するのが難しかったのですが、以下のサントリーの機関誌(Web版)に図入りで解りやすく説明してあります。中高年の方をターゲットにした「冬バテ」というタイトルの記事ですが、「夏バテ」の事も書いてありますし、冬より春に自律神経失調症が増える事も警告してあります。

 

http://health.suntory.co.jp/professor/vol15/

 

 最近気付いたのですが、自律神経失調による 体調不良・不定愁訴の話をすると、男性は理解できない人が多いのですが、女性(特に50歳以降の方)だと よく話が合いますし、お互いに「そう!そう!」とアドバイスをします。更年期に差し掛かった女性が多いからかもしれませんが、そういえば、故 はらたいら さんも、女性編集長に自分の症状を話していて、「それって更年期じゃない?」と言われ、自分が男性更年期障害である事に気付いたそうです。

 

 自律神経失調症に関していうと、何も更年期に限った事ではありません。先日アラフォーの女性たちと食事をしていて、同じ話題になって盛り上がったので、「ああ、自律神経を患う女性の年齢がさがっているなあ。」と実感しました。私の知り合いだけでも、20代の大学生(男子)だけで2人がストレス・過労などで自律神経失調症を患った事があるので、若い人も、男子も(当然、例年増えている男性更年期障害のピークである40代の男性達も)、どの世代も 自律神経を病んでいるのだなあ、と考えさせられました。不登校の子供、ひきこもり の人も自律神経失調症が多いらしいので、若い世代を見ただけでも、自律神経失調症が増えている時代なのでしょうね。

 

 ただ、対応法がありますので、それこそ船乗りになったつもりで、天気や風の変化を読むように、先手を打って対処すれば、自分のピーク(難しい仕事をする時間)を天気の良い時(気圧の上昇期)に持っていき、天気の悪い時・気圧の下降期などに簡単な仕事をする時間、休憩時間などを持っていくことが出来ます。とはいえ、この「先を読む」事の重要さと、それによる大きな効果(成果)を悟ったのが、先月(3月)の下旬です。これからもあれこれ試し改善しながら続けていこうと思います。

 

2014年4月5日(土)に掲載