抗うつ系のサプリ(3):ロディオラ・ロゼア

 

 今日は昨日の記事の続編です。先週の1月20日の記事で、ストレス耐性を高めたり、鬱に効果のあるハーブ(アダプトゲン)として私に明らかな効果のあった(数少ない)ハーブの一つに、ロディオラ・ロゼアがある、という話をしましたが、昨日、その記事の読者の方から、

 

「ロディオラ・ロゼア(と その他2つのアダプトゲン・ハーブ)についての記事をアップして下さい。」

 

という問い合わせがありましたので、今日は まず、この ロディオラ・ロゼアの話をします。

 

 抗うつ薬の代替サプリとして最近アメリカを中心に圧倒的な人気を誇るアダプトゲン・ハーブ(サプリ)がロディオラ・ロゼア(Rhodiola Rosea)です。うつの中でも治療の難しいトラウマやPTSDにも効くという学術論文もあるほどです。私のうつ症状はトラウマ(PTSD的なもの)に根差している所が大きいので、その私にも改善の効果が(若干とはいえ)明らかにあったのは大きいと思います。チロシンや5HTPでは摂取後一時的に気分が良くなっても、ストレス耐性が上がる事はありませんでしたが、ロディオラ・ロゼアの摂取後は、ストレス耐性が精神的にも肉体的にも上がり、エアロビクスが(生まれて初めて)出来るようになり、気持ちも少しずつ前向きになって、このサイトに(自分の疾患の治療法に関し、自分の勉強も兼ねて)記事を載せ続ける事が出来るようになりました。

 

 ロディオラは 北半球の寒帯や高山地域などの寒い所ならば何処にでも生息するような野草で、日本では イワベンケイ という名で呼ばれています。上のビデオはアメリカ北東端のメーン州に植えられた ロディオラ・ロゼアです。

 

 1月20日の記事などで紹介した生田先生の御本や、下のビデオの (アメリカで フィットネス・健康食 の専門家 として メディアでも有名な) Mercola 博士 の説明によると、ロディオラの最大の効能は持久力やストレスへの精神的・肉体的耐久力を上げる事なのだそうです。特に疲労回復に効果があり、睡眠不足の方、睡眠の質を上げたい方に効果があります。

 

 

 ロディオラの効果を確実に感じるには、早い人で2週間、遅くとも2~3か月だそうで(ハーブ系は通常、サプリであろうとハーブティーであろうと、2~3か月続けて飲まないと効果が表れない場合が多いです)。アマゾン(日本・アメリカ)の レビューを観ると1か月という人が多いですし、「その日から効いた!」「翌日から効いた!」というコメントは多分プラッシーボ効果でしょう(ただし、プラッシーボ効果は実は 心身に良い効果をもたらすので、新薬の治験には邪魔ですが、体と心の健康を考えると決して悪い事ではないそうです。それどころかとても良い事だ、と断言する学者さんも増えて来てますので、その記事は近いうちにアップします)。

 

 ちなみに、私はロディオラ・ロゼアを摂取し始めて 2か月弱で、身体面(持久力)と精神面(ストレス耐性・気分、積極性)の両方に 明らかな効果を実感しました。

  

 ロディオラ摂取時の注意:基本的に大きな副作用が起こった事例は報告されていませんが、レビューを観ると、「就寝前に摂ると目が冴えて寝付けない」と言う方も たまに居ますので、摂取のタイミングを自分の疲労パターンなどに合わせ、いろいろ試してみてください。私は念のため、朝とお昼に摂取し、それ以降は摂らないようにしています。

 

 また、以下のサイトによると、有効成分の一つである ロサビン(rosavin) が多く、別の有効成分である サリドロシド(salidroside) の含有量が(ロサビンに対して)少なめの物を選んだほうが良いようです。

 

http://www.cbtmag.com/backno/issue009/article02.html

  

 ロディオラにもいろんな種類があり、良質で効果が見込めるものは、ロディオラ・ロゼア。上のビデオの Mercola 博士 によると、同じロディオラ・ロゼアでも、シベリア産のものに限るそうです(生田先生の御本などによると、旧ソ連のオリンピック選手や宇宙飛行士がロディオラ・ロゼアを使用し、成果があったそうです)。

 

 

 また、上のビデオや以下の本で説明されていますが、ブランド・メーカーによって、ロディオラ・ロゼアの含有量・抽出法やや添加物などに大きく差がありますので、注意して選びましょう。英語ですが、以下の本(売れ筋高! レビュー高!です)で解りやすく説明されています。(ちなみに冒頭のビデオによれば、ロディオラ・ロゼアの効能は140以上の 科学論文で実証されているそうです)。

 

 

 この ロディオラ・ロゼアの働きですが、基本的には単体で(他のサプリやビタミン剤など不要で)働きます。以下のビデオでも詳しく説明していますが、ロディオラ・ロゼアは中枢神経系統に作用し、ホルモンのバランスを恒常的に保つように働きかけます。各ホルモンの急上昇・急降下の繰り返しによる自律神経失調症のような症状を、それぞれのホルモン値の変動量を穏やかにするように働きかけ、ホルモン値のアップダウンを和らげます。このため、ホルモン値が安定するだけでなく、各種ホルモン同士のバランスも変動が少ない状態に保たれるため、体が無理にバランスの変動に付いて行く必要がなくなり、自律神経失調症のような症状、イライラ・ソワソワ、うつ症状、倦怠感も減るのです。上記の英語本の他、シリーズ初回の記事で紹介した生田先生の御本でも短く説明してあります。

 

 

 あと、ネット上の記事・レビューや 口コミなどで あちこちに広がっているようですが、抗うつ系のサプリの副作用が強い場合にロディオラ・ロゼアも一緒に摂取すると、ロディオラのホルモンバランス恒常化作用によって、副作用が鎮まる場合が多いそうです。例えば、

 

●チロシンの副作用(摂取量が多いと、ドーパミン・ノルアドレナリンが過剰になり、副作用が起こりやすい):

怒り、イライラ、そわそわ落ち着かない、などの症状

 

●5HTPの副作用(摂取量が多いと、セロトニンが過剰になり、副作用が起こりやすい):眠気、だるさ、非積極性、倦怠感などの症状

 

●エゾウコギ(抗うつ効果があり、滋養強壮が増し、元気になります)の副作用:チロシンのように、過剰摂取で イライラや、落ち着きのなさ が増える。

 

などです。

 

 これらの症状のロディオラによる緩和ですが、アマゾンのレビューや、サプリのネットショップのレビューによく書いてありますが、アメリカ発信のニュースなどでも報じられているので、信憑性があるどころか、妥当だと思います。今、科学論文になっている物を探している所ですが、検索すると、関連する論文数があまりにも多すぎて困っています。以下のリンク先にある論文の幾つかに目を通すと、確かにチロシンによる気分のムラを安定させる効果がある、と実証していますね(リンク先の冒頭に出てくる論文など)。

 

http://scholar.google.co.jp/scholar?q=rhodiola+rosea+tyrosine+mood&btnG=&hl=ja&as_sdt=0%2C5

 

 また、私個人の場合、現在までチロシン(一月置きにごく少量)と5HTP(ごく少量を、買い替えの度に海外発送のために1~2週間ほど手に入らなくなる時期を除いて、ほぼ連続的に)3年以上 摂取していますが、5HTP による副作用は特にありませんでした。ただ、チロシンの副作用らしきものを感じた事はあり、ロディオラをちょうど半年前から飲むようになったら、それもなくなりました。

 

 私が一番落ち込んでいた2009年~2013年(特に2011年頃)は、大きなストレスとなる出来事が多かったためか、イライラする事が多かったのですが、これは男性更年期障害(LOH症候群)の典型的な症状(ただそれだけだ)と思っていました。しかし、その後、昨年(2013年)の6月下旬ごろからロディオラ・ロゼアを飲み始めたら、その2か月後の8月下旬には、ストレス耐性が増えたように感じるようになり、一年前の同時期に比べると、落ち込みも鬱症状も減ったように思います(実際、悪化の一途を辿っていたLOH症候群の症状が8月下旬から改善へと転じ、その後の検査で血中の男性ホルモン・テストステロン値も上昇に転じていた事が解りました)。

 

 今考えてみると、このロディオラ摂取の効果もあるでしょうし、昨夏からイライラ、ソワソワ が減ったのも、チロシンの副作用が減ったせいかもしれません。この1年は私もチロシンの摂取を最小限に抑えていますが、ストレス状態が最悪だった2011年頃はチロシンの摂取量も多めだったので、イライラ、ソワソワ などの副作用が出ていたのかもしれません。それをロディオラが抑えてくれたのでしょう。

 

 あと、以下のビデオでは、アメリカのお医者さん(Dr. Clay)が 1か月間ロディオラを試してみて、その体験談を語っていますが、その効果の凄さを絶賛していますね。彼には珍しく、大絶賛(strongly recommend) だそうで、彼は

 

「 私は これからも ずっと ロディオラ・ロゼア を 摂取し続ける!」

 

と宣言しています。

 

 

 Dr. Clay は Biotest 社 の ロディオラ・ロゼア (一粒100 mg 配合、rosavin 15% 配合)を 朝2粒、昼2粒(一日計4粒、400 mg:rosavin 60 mg) を摂取しているそうです。他のブランドよりも高濃度・高価格なので、アメリカのAmazon USAにもレビューが全く載っていませんでした。日本でも現在売っていないようですが、もっと安価で低濃度のロディオラ・ロゼアであれば、アメリカでも日本でも 高売れ筋・高レビューです。

 

 以上の事から、男性更年期障害(LOH症候群)であるかどうかに関わらず、いや、男性用であっても女性用であっても、抗うつ系サプリを選ぶとしたら、私が選ぶのは、(昨日の記事で紹介した)Jim Carreyもお勧めの

 

チロシン  + 5HTP

 

の組み合わせに、副作用を抑え、活力を上げるための

 

ロディオラ・ロゼア(シベリア産の高品質の物)

 

を組み合わた物です。ただし、鬱症状らしきものが続く場合、サプリだけで治そうとせず、早めにお医者さんにかかる事をお勧めします。軽ければ、

 

「バランスの良い食事、適度な運動、量・質ともに十分な睡眠、規規則正しい生活、気分転換となる事を習慣付ける事。」

 

というような言われますので、ご安心を。

 

 抗うつ剤を勧められたら、5HTPなどのサプリの事をお医者さんに相談すると良いでしょう。私も相談後、サプリを続けています。鬱がひどくなると、サプリより抗うつ剤の方が良い場合もありますので、まずは専門家の意見を聞き、気になる場合は他の医者に当たって、セカンド・オピニオンをもらいましょう(私も彼方此方の医者・病院を回り、うつ症状の根源が男性更年期・LOH症候群である事が5か月後に解りました)。

 
 ロディオラ・ロゼア の サプリを飲まれる場合、以下の2つの ブランド(特に後者・Now Foods 社の物) がお勧めです:
 

 

 上の商品は一粒当たり250 ㎎、rosavin 3% 配合で、一日あたり1~2粒が推奨されています。そうすると一日2粒 (rosavin 3% x 500 mg = rosavin 15 mg) 飲んだとして、摂取量は Dr. Clay の(高級・高濃度ブランドを使った)一日あたりの摂取量(rasavin 60 mg) の 4分の1になります。私は(日本のアマゾンでのレビューが良かったために)上の商品につい最近切り替えたのですが、先月まで使っていた以下の商品のほうが効きましたし、以下の商品の方が安価で、しかも、有効成分 rosavinの一日当たりの量は上の商品の2倍( rosavin 30 mg: Dr. Clay の高級ブランドの半分)です。なるほど、下の商品の方が効くわけだ、とこの記事を書きながら(各商品を比較・検討し直しながら)納得しました。

 

 

 この NOW Foods 社の製品、日本でのレビュー(現在一人)は「開けたら 石油臭いので、リピなし。」と悪かったのですが、これぞ食わず嫌いだと思います。Amazon USAでのレビューは とても良いですよ。

 

http://www.amazon.com/gp/product/B005P0U7TY/ref=s9_simh_gw_p121_d0_i5?pf_rd_m=ATVPDKIKX0DER&pf_rd_s=center-2&pf_rd_r=1HZMK42V8HQNTBB4VMT4&pf_rd_t=101&pf_rd_p=1688200382&pf_rd_i=507846

 

 というわけで、私は Now Foods の ロディオラ・ロゼアをリピします(今日早速注文しました)。

 

 ちなみに、僅差ですが、Amazon USAで一番レビューが高いのが、以下の商品で、お値段が少々高めですが 日本でもアマゾンから購入できます。

 

海外直送肘 Rhodiola Rosea, 60 Caps
クリエーター情報なし
Gaia Herbs

 

 こちらは1粒 240 mg を 1日2粒飲む事が推奨されており、この量(1 serving; 2 capsules) に 有効成分の rosavin が 12 mg 入っているのだそうです。そうすると、Dr. Clay の高級ロディオラの有効成分の量の5分の1、Now Foods社の物の有効成分の量の5分の2しか入っていない、という事になりますが、売れている、という事は、rosavin の 含有量が多ければ良いというわけではない、という事かもしれません。あと、この Gaia Herbs 社 の物は、液体カプセルですので、こちらの方が(乾燥粉末の他のブランドの物よりも)効くのかもしれません。Now Foods社の物が効かなければ、こちらの液体カプセルを試してみるのも良いかもしれませんね。

 

2014年1月26日(日)に掲載