体に良いタイプの脂質を毎日摂る(1)

 

 一年ちょっと前、2012年の10月の事ですが、アメリカに住む友人に(日本ではあまり情報が入って来なかったために)自分が男性更年期障害(LOH症候群である)と診断された事を打ち明けたら、「食事療法をしなさい ! 」と言われ、最近のドキュメンタリー映画を2つ見るように言われました。そのうちの一つが上の映画、「Fat, Sick, and Nearly Dead」なのですが、この映画のファンサイトに登録を(やはり一年ちょっと前、2012年の12月頃に)したら、毎日のようにメルマガが送られてくるようになりました。殆どはGreen Smoothie や Green Juice, ベジタリアン食、野菜の栄養と効能についての記事ですが、たまに男性更年期障害と直結するような記事が送られてきます。

 

 今朝受け取ったのが、そういう記事なのですが、「良い脂質を取らないと健康状態が多方面において悪化する。」という物でした。

 

http://www.rebootwithjoe.com/is-the-lack-of-fat-making-you-sick/?utm_source=feedburner&utm_medium=email&utm_campaign=Feed%3A+jointhereboot%2FuoBr+%28Reboot+With+Joe%29

 

 ご存知の方も多いと思いますが、適度な運動をし、脂質を適量に取っていれば(例えば、日本の構成労働省が推奨するのは一日のカロリー摂取量の20~30%を脂肪から摂取、脂肪異常症の人は20%以下に抑える;アメリカのボディービルダーなどは30%以上を推奨している所が多い)太ることはありません。また、アメリカのメジャーなサイトでは、低テストステロンの男性がテストステロン値を上昇させるためには、(体重維持や一週間に0.4キロ程度の減量をしながら)一日のカロリー摂取量のうちの半分、50 % を 良質の脂肪から摂取する事を推奨しています。

 

http://www.wikihow.com/Increase-Testosterone-Levels-Naturally

 

 最初に紹介したメルマガ記事によると、太る原因は脂肪の過剰摂取よりも、ストレスや炭水化物の過剰摂取によるものです。例えば、ストレスが増えると、抗ストレスホルモンであるコルチゾールが分泌されますが、このホルモンが過剰に分泌されると筋肉が分解され、脳神経細胞も破壊されるのですが、同時にお腹まわりに脂肪が付きやすくなります(逃避・戦闘など、いざというときに直ぐにエネルギーに代わりやすい脂肪、動物系で増え過ぎると体に良くないオメガ6脂肪酸として、お腹に付きやすいのです)。また、ストレスや(自律神経の乱れによる)生活サイクルの乱れから睡眠不足になると、さらにコルチゾールの分泌が増えますし、ストレス解消に(無意識に)過食するようになると、炭水化物であっても、過剰なエネルギーはインスリンにより脂肪として蓄えられますが、上記のコルチゾルの作用により、お腹まわりに脂肪が付きます。極端にいうと、手足など、筋肉がなく細めだけれども、お腹だけは出ている、ETのような体型です。

 

 私も男性更年期(LOH症候群)であると1年半前に診断されるまでは、こういう体型でしたが、良い脂肪(オメガ3とオメガ9脂肪酸)の摂取量を格段に上げ、悪い脂肪(オメガ6脂肪酸)の量を減らしたところ、体重も減り、お腹も凹み、今は理想体重か、それよりちょっとだけ低い体重を無理せずキープしています。

 

 今朝送られてきた(上のリンク先の)記事を読むと、良い脂質が不足する事による症状と言うのが、男性更年期障害の症状とあまりにも酷似しています。ホルモンの原料はコレステロールであり、脂質の摂取を制限するとホルモンの材料も足りなくなりますから、現代人の「脂肪を減らし、卵黄などコレステロールを控える」という、ある意味「間違った」食事管理はかえって男性ホルモンなど、ホルモンの分泌を低下されるのかもしれませんね。日本やアメリカなど先進国に男性更年期が多く見られ、途上国で極端に少ないのも、職場でのストレスだけでなく、こういった(健康食品・ダイエット産業からの宣伝に代表される)極端な低脂肪・低コレステロールの食生活によるものかもしれません。

 

2014年1月17日(金)に掲載