運動が脳力をUPする理由(1)

 

 運動すると なぜ 脳や心に良い効果をもたらすのか?

 

 月並みな理由は、運動が脳のたんぱく質であるBDNF(脳由来神経成長因子)を増加させるからです。上のビデオは英語ですが解りやすく、下のリンク先の記事(日本語)も良く書けています。

 

http://news.livedoor.com/article/detail/8268891/

 

 ただし、冒頭のビデオや下のビデオのように、ウオーキングやランニング、筋トレをもう20年も(週に平均2回位)続けていたのに、男性更年期障害(LOH症候群)になってしまった自分から言わせてもらうと、一人で ただ闇雲に運動してもダメです(運動をしていなければ、LOH症候群をもっと早く発症していたかもしれませんが)。

 

 

 私の場合、集団運動の有酸素運動(エアロビクス)が効きました。個人で有酸素運動をしても、筋トレを組み合わせても、重度の男性更年期障害(LOH症候群)を防いだり、ストレスを十分癒すだけの効果がなかったようです。

 

 今40代後半の私は、27歳の時からずっとジムで大抵一人で筋トレをしており、たまに友人と運動したり、トレーナーさんに指導してもらいましたが、基本的には一人での運動です(昨夏から友人とエアロビクスをしてますが)。ジムでマシンを使って運動する場合、筋トレでも有酸素運動でも大抵一人ですよね。ですから、こういったジムでの運動が(宣伝広告や雑誌の記事の影響もあり)、ストレス解消などに効果があると自分でも思っていたのですが、(あまり走らないので)体重・体脂肪はあまり減りませんでした(標準体重かそれ以下を保っている現在より5kg~7kgくらい体重が多く、特にお腹まわりに脂肪が付いていました。集中的な運動とダイエットで、年齢・身長に見合った標準体重・理想体重に戻った時期も数年に1度の周期で ありましたが)。

 

 そこで、2~3年位前までは 何度もランニングなど強めの有酸素運動を取り入れては2~3か月続き、飽きるとまた2~3か月筋トレだけしてしまう、というサイクルを繰り返していました。ランニングは単調で飽きやすかったのですが、エアロバイクやウオーキングマシーンはテレビや映画を観ながら出来るので、結構続きましたし、数年前から自宅にエアロバイクもウオーキングマシーンも設置し、読書や仕事をしながら運動していました。ランニングは心拍数が上がると直ぐに苦しく感じるので、ジムではステップ・マシーンを使って強度が高めの有酸素運動を行っていました。

 

 そんな折、2年ちょっと前ですが、上記の本『脳を鍛えるには運動しかない!』の著者が、「筋トレはBDNFを増やす効果がない。40代なら心拍数が一分当たり130以上になるように、一回30分連続で、週に計3時間は走りなさい。」、という事を書いており、しかも、私が2006年に英語版を読んで知った下の本『ブレイン・ルール』(日本語版は、これまた同じNHKから出版されているベストセラー)の著者も、「筋トレは脳力アップには効果がない!」と書いていたので、上の『脳を鍛えるには運動しかない!』の本を2年半位前に読みだしたあと、1年半前にLOH症候群と診断されるまでの約1年間、「(この大家のお二方が言うように)筋トレは ストレスや脳に効果がないのだ」と決めつけてしまい、筋トレを殆どしませんでした。その代り、BDNFを作るために上の本の著者が言うように、週に計3時間のランニングをジムで行っていました。しかし、私の男性更年期障害(LOH症候群)の症状は悪化して行きました(この時期に ストレスの種が増えた、という事もあるのでしょうが)。

 

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 しかし、1年半 前、ちょうど私が(重症の)LOH症候群を患っていると解って直ぐ、アメリカの研究で、「筋トレをしても(有酸素運動でなくても)BDNFが作られる事が解った。」とネットで報じられていました。そこで、昔から好きだった筋トレを復活させたのですが、体調は改善せず、血中の遊離テストステロン(男性ホルモン)は日増しに下がっていくばかりでした。そして昨年7月(結果が出たのは翌月8月の初め)には、遊離テストステロンが 2.8 pg/cc という最悪の状態(重症のLOH症候群の判定基準になる閾値、8.5 pg/cc の3分の1以下)にまで悪化しました。

 

 昨年12月28日の記事にも書きましたが、昨年の8月、この結果が出たため、ジムの友人二人に勧められるまま、藁をもすがるおもいで(今までずっと避けてきた)エアロビクスのレッスンを始め、筋トレもレッスンのない日に行い、その2~3週間後位から効果が出はじめました。治療を開始してから1年と1か月ずっと下降の一途を辿っていた私の血中の 遊離 テストステロン値も、上昇に転じたのです。このエアロビクスの効果(しかも2~3週間で目に見える効果が出た事)には私は驚きました(詳しくは、昨年12月28日の記事をご覧ください)。

 

 どうも私には エアロビクスなど、「集団による」有酸素運動でないと効果がないようで、私の担当医もうなずいていました。

 

 ところが、マウスを使った実験で、

 

「同じ運動をさせても、単独で運動したマウスは脳が委縮したのに対し、集団でかかわりあいながら運動したマウスは脳の体積が大きく維持された。」

 

という記事を今日になって読みました。私のケースと同じですね。この記事を書かれた方も、人間の場合も「個人の 孤立した運動」よりも「集団での運動」を脳の健康・発達のために推奨しておられました。

 

 その理由は続編で。

 

2014年1月12日(日)に掲載