日本のテストステロンを増やそう(1): ストレス社会が男性ホルモンを下げる

 

 皆さま、新年おめでとうございます。本年も宜しくお願いします。

 

 私の今年の目標は、男性更年期(LOH症候群)の重症からの脱出(病状の深刻さを中程度にまで回復する)事です。具体的には、

 

1.自分のテストステロン値を重症判定の閾値である 8.5 pg/cc まで回復させる事

 

2.男性更年期(LOH症候群)や鬱に伴う脳機能の低下(認知症やADD・注意力欠陥症候群に似た症状)をほぼ完治させる。

 

3.仕事・プライベートの両方での自信を取り戻す。

 

の3つです。

 

 これらについては一つずつ別の記事で紹介しますね。

 

 この新年の抱負ですが、ちょうど一年前に立てて、このWebサイトでも公表した私の昨年の抱負「男性更年期・LOH症候群から回復する事」と似ていますが、昨年の抱負は漠然とし過ぎていました。回復のために随分努力もし、金も時間もつぎ込んでしまいましたが、下がり続けていた男性ホルモン(遊離テストステロン)値も昨年8月下旬頃から回復の兆しがあり、9月の採血の結果(微量分析に4週間かかるため、10月に分かった値)ではテストステロン値が上昇に転じました。そういう意味では、昨年の抱負は大方達成出来たのだと思います。

 

 今年の抱負では、具体的な(無理せずとも実行可能であると十分考えられる)数値目標を掲げたのと、脳機能の回復に重点を置きました。脳機能は昨年1年間で大分回復しましたし、自分に(多分他人にも)一番合った解決法を試行錯誤の中から見つけたので、今年は大分改善できる、上手くすればほぼ完治できる(LOH症候群になる前、今から7~8年前の健康な脳の状態に戻せる)と、希望を持っています。もちろん、日々の努力が欠かせませんが、昨年出来た事の延長による更なる回復なので(今、登山でいうと5合目までの回復を実現できたと感じているので)、できれば今年中に登頂を達成したいと考えて居ます。私の実践して上手く行った方法ですが、男性更年期(LOH症候群)に限らず、ADD(注意力欠陥症候群)や鬱、PTSD(トラウマ)や認知症にも効果があるとアメリカを中心に見直されてきたり、査読付きの論文数編で最近実証されてきたものばかりなので、これも少しずつ 複数の記事として近いうちに紹介します。

 

 最後の抱負の「自信を取り戻す」ですが、私はこれが一番難しい事、しかし、私の男性更年期(LOH症候群)のなかで一番問題になっている根本的な病状だと考えて居ます。頭では分かっているのだけれども、実行できない、治せない、という状態が昨年も一年間続きました。ホルモン値や脳力のテスト・スコアと違い、自信というのは数値化しにくいので、なかなか対策も管理も難しいものです。どういう対策を立ててよいのか、実践すべきなのか、手がかりもない。LOH症候群や鬱を患う我々にとって、自信というものは低い(多分にどん底の)状態ですし、集団生活、とくに 難しい人間関係の中では いとも簡単に崩されてしまいます。ただ、昨年の8月末にテストステロン値の改善を実感するようになってから、自分の自信力のなさに関しては変わらないにせよ、たまに「どん底ではないな。」と感じるようになりました。こんな新年の抱負を考える、という事は、「自信を取り戻せる」事にポジティブになってきた、希望を持ち始めた、という事ですから、これはきっと「自信が回復している」兆候なのでしょう。そうやって、(病状や仕事の出来の改善だけでなく、こういった考え方の変化など)小さな成功体験を積み重ねていけば、きっと自信は取り戻せるのだと、ここ数日ポジティブに考えるようになりました。年末年始の休暇中、天気も良く、ゆっくり運動したり、掃除をしたり、風呂に浸かりながら思いを馳せ、熟考できたお蔭だと思います。もちろんまだ 落ち込む時 (負のスパイラルに陥る事)はありますが、全体的には上向き傾向です。

 

 さて、男性ホルモンを増やす事は、何も男性更年期(LOH症候群)や鬱に悩み 苦しんでいる人だけがすべき事ではありません。日本中の男性が(そしてそのパートナーの女性たちも)考えるべき事なのです。今朝(元旦)の朝日新聞のサイト(朝日digital)を観ていたら、トップニュースに 日本人男性の精力が調査37か国中で最下位である(しかもこの傾向が長年続いている)というのがありました。経済不況のどん底にあるギリシャも、精力の世界ランキング1位(2006年調査)から11位に転落、という切り口から入り、日本はもっと深刻だ、というのが記事の概要です。

 

http://www.asahi.com/articles/DA2S10906686.html

 

 日本男性の精力の低下やテストステロン値の低下(特に今の40代は30代だけでなく、50代よりも低い)はこれまでも彼方此方のメディアに取り上げらてきましたし、男性更年期障害(LOH症候群)の研究・治療の権威である堀江先生の御本でも紹介されていましたが、まさか元旦の今朝、朝日 digital の 年始号のトップニュースになるとは。これって、国全体の問題なんですよね。そしてギリシャもその傾向がある、という事は、長引いていた不況や生活のしにくさとも関係があるのです。ちなみに堀江先生の御本によると、ネパールやアフリカの国々などでは、中高年でも男性ホルモンの値が高く、男性更年期障害(LOH症候群)が見られないそうです(加齢に伴う男性ホルモン値の降下が かなり緩やかなのです)。つまり、こういった疾患は、加齢が原因なのではなく、ストレスが原因である、というのが堀江先生の結論です。ストレスが最も多いと言われる中間管理職の多い40代のテストステロン値が50代よりも低い、というのも納得ですね。

 

 というわけで、男性更年期障害(LOH)や鬱などで悩んでいる方も、そうでない方も、皆で一丸となって 日本の、いや世界のテストステロン値を上げて行きましょう。

 

 冒頭のビデオのオジサン(アメリカ在住でボディービルディングの元世界王者のAndreas Cahlingさん。今年は61歳)も日本語で「テストステロン値を上げよう」とエールを送ってくれていますよ。必見です。

注:英語訛りがまだ少々残っていて、「低過ぎる」というのを「ひたすぎる(下過ぎる?)」と発音したりしていますが、観ていて内容は十分理解できます。またホルモン充填療法に関しても、「ショット(shot: 注射)よりもクリーム(cream:塗り薬)のほうが良い」と勧めて居ます。

 

http://www.andreascahling.com/

 

 私も注射から塗り薬に切り替えた4か月後(昨年8月末~9月上旬頃)からテストステロン値が上昇しはじめたので、彼の意見は的を得ていると思います。アメリカでは(禁断症状が注射よりも格段に少ないため)塗り薬を使っている方が圧倒的に多いですが、日本ではまだ保険が効きません。これについても近いうちに記事を載せますね。

 

2014年1月1日掲載

 

追記:以下の英語版のビデオもあります。