ココナッツオイル(4)

MCTオイル・100% 941ml
クリエーター情報なし
Healthland

 

 今日は昨日の記事の続編(シリーズ第4回)です。

 

 シリーズ1回目の記事に登場したメアリー・ニューポート博士の御本によると、血中のケトン値を一定に保つため、消化吸収の比較的遅いココナッツオイルに、消化吸収の比較的早いMCTオイル(ココナッツオイルを精製した液体油)を混ぜ、1日3回食事と共に(認知症が発症している人は)1回あたり大さじ2杯を(認知症の予防やそれ以外の健康が目的の方はそれ以下の少ない量を)摂ることを勧めています。メアリー博士も認知症の夫と共に上記の混合オイルを1回大さじ2杯x1日3回を摂取し、健康的に、しかも長年失敗し続けていたダイエットも自然に出来て効果があったと報告しています。

 

 ちなみに、上記のNOW社のMCTオイルですが、中鎖脂肪酸のうちのカプリル酸(C8:0)とカプリン酸(C10:0)の2つの成分のみから出来ているため、ラウリン酸(C12:0)が成分の半分以上を占めるココナッツオイルよりもケトンへと分解されやすいのです。しかもカプリル酸は、コレステロールへと変換されないため、ココナッツオイルを単体で取るよりも(コレステロールを気にされる方には)安心です。

 

 メアリーさんが勧めるように、あらかじめMCTオイルとココナッツオイルを混ぜて作り置きしておけば、毎回2種類のオイルの面倒な計量や混ぜ合わせをする必要もなく、1日3回の摂取も気軽に続ける事が出来ますし、混合オイルは常温で液体状態になるとの事でしたので、移し替えやスプーンでの計量、冷たい飲料・料理へ混ぜるのが楽になります。逆にココナッツオイルは常温(約25度以上)で固体ですので、温かい料理に混ぜるのに向いていますし、冬はコチコチに固まるので、取り出しにくいのが難点です。

 

 アマゾンで検索したところ、国産のMCTオイルを買うよりも、上記のNOW社のMCTオイルを買ったほうが(送料を含めても)大分安かったので、注文し、数日前に届いたので、早速ココナッツオイルと混ぜ、混合オイルを作ってみました。簡単に出来ますが、以下が注意事項です。

 

1.メアリーさんの御本では、

「MCTオイル400ccに対し、ココナッツオイルを300cc混ぜる。」

との事ですが、正確である必要はありません(夫スティーブさんの血中のケトン値を測定したデータに基づくベストな配合量ですので、スティーブさんの体質に合ったものというだけです。少量ずつ作って、自分でいろいろ試してみるのも良いかもしれません)。

 

 一度に多量に作りたい方は、上記のNOW社のMCTオイル 1瓶 (946 ml) に対し、日本で一般に売られているココナッツオイルを、1パック400g-420g入りの物であれば、2パックを、800g-850g入りの物であれば1パックの物を混ぜれば良いです。固まりにくくするには、MCTオイルが多めの方が良いかもしれません。

 

ブラウンシュガーファースト 有機 ココナッツ オイル 462g
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ブラウンシュガーファースト

 

2.混ぜ合わせると、液体状態で約1・5リットル~1.7リットルの混合油が出来ますので、目盛り付きの1リットル液体容器を100均などで2つ買い、また、小分け用のボトル(旅行用に30cc位の液体が入るもの)を沢山買っておくと良いです。

 

3.MCTオイルは寒いところでも液体のままです。上記の1リットル入りオイルに上の商品の油を半分ずつ分けて入れておきます(メアリーさんの言うように400ccに正確にしたい場合、400ccの目盛りまで、それぞれの容器にMCTオイルを注げば計800ccのMCTオイルを使用した事になります)。私は余ったMCTオイルを瓶に残したまま数ヶ月放置し、劣化させたくなかったので、全部使い切りました。

 

4.ココナッツオイルは夏場以外は固体ですから、湯せんで液体に戻す必要があります。劣化を防ぐには、熱めのお風呂位の温度のお湯に付けるのが良いです。私はお風呂場で、ココナッツオイルを洗面器の中に入れ、それに42度位のお湯を注いで溶かしました。10分位漬けると大分解けますが、その後はゆっくりと解け始めますので、解けた分だけ上記の1リットル液体容器(MCTオイルがあらかじめ入っているもの)に注ぎ、容器を振ってMCTオイルと混ぜます。混ぜてしまえば温度が下がっても(お風呂場のような暖かい所であれば)固化することはありません。

 

5.混ぜる作業中、ココナッツオイルの溶けた分を除いた後の部分(固体ココナッツオイルの入ったパッケージ)はお湯に漬けたままの状態にして、油が溶けるのを待ってください。シャワーから熱湯をチョロチョロ出して、洗面器に入り続けるようにしておくと良いです。また、この際、ココナッツオイルと水(お湯)が混ざらないように気を付けて下さい。私はプラスチックの容器から銀袋に入ったココナッツオイルを取り出し、それを銀袋のまま湯せんにしました。銀袋の隅の一箇所をハサミで切り、そこから解けたココナッツオイルを少しずつ取り出してはMCTオイルと混ぜていたのですが、目を離すと銀袋が傾いて切り口から水が入って来る可能性がありますので、出来れば2人でお喋りでもしながら作業するのが良いでしょう(私は一人で出来ましたが)。

 

6.ココナッツオイルの全てをMCTオイルと混ぜ終わったら、先述の旅行(シャンプー)用小瓶数個に小さな漏斗を使って移しておくと楽です。残り(1リットル容器2つに入ったままの分)暗所に保存して置きます(直射日光に当たらなければ、室温でもOKです)。また、まだ使わない小瓶入りの混合オイルも一緒に暗所に保存しておきます。

 

 これはなぜかと申しますと、メアリーさんの御本では、混合オイルは常温で液体のまま、とありましたが、こちらも冬場は固まります。2日前から実験しているのですが、室温が15度以上あれば液体のままですので、使う分だけの小瓶1つを、暖房の効いている所に置いておけば直ぐに使えますし、万一固まったとしても、流しなどでお湯をかけていれば直ぐに解けますし、その後良く振れば均質なまま混合オイルが取り出せます。メアリーさんご夫妻はフロリダにお住まいなので、室温が10度以下になる事があまりないのでしょう。私の作った混合オイル、室温が14度くらいでも大丈夫ですが、10℃から15℃の部屋に1時間も置いておくと、少しずつ固形成分が凝集・分離してきて濁ってきます。

 

 2、3日使ってみての感想ですが、固形のココナッツオイルを1日3回食べていた頃よりは使うのが圧倒的に楽です。MCTオイルは直ぐにエネルギーに変換され、脳や筋肉で使われるため、ココナッツオイルに比べて即効性があり、一方ココナッツオイルは3時間近く掛けてゆっくりケトンへと変換されるため、持続性があり、私もココナッツオイルの持続性を混合オイルにも同じように感じています。ただ、4時間以上経つと、脳や体のエネルギーが切れてきたかな?と感じるので、最後の分は夕方5時から6時頃までに取っておくと良いかも知れません。エネルギー補給になるので夕食の過食も防げますし、体や脳が消費しなかった混合オイルのカロリーが脂肪として蓄積されるのも防ぎます。また、小瓶に余った油など、ハンドクリームやマッサージオイルとして使えますし、液体のため、ココナッツオイルより使いやすく、肌になじみやすいです。この数日雪と寒さがひどいので、このハンドオイル、食器洗い・手洗いの後など重宝しています。

 

2014年2月12日(水)に掲載