自然食 と サプリメント の 比較

数日前、いつものように健康情報を探し、たまたまコンビニで見かけたTarzan誌の最新号「最新サプリメント特集」を買いました。

Tarzan (ターザン) 2012年 12/13号 [雑誌]
クリエーター情報なし
マガジンハウス

 

しかし、サプリに関しては、男性更年期障害の症状に(数か月前に初めて診察を受け、重症と言われる以前から)長年苦しみ、サプリや栄養・運動など、健康法の勉強をせっせとしていたせいか、私にとっては、特に目新しい記載はありませんでした。過大な広告っぽい記載も幾つか目に付きましたが、役に立つ情報が多いので、サプリの基礎知識を得たい方にはお勧めです。

 

一方、週刊ダイアモンドの今月11月24日号でもサプリの特集が組まれており、サプリの使用に関して、全体として否定的です。自然食もしっかりと摂り、自炊も出来るだけしている私ですが、男性更年期障害の症状改善に長年サプリにお金をつぎ込んできた私を心配し、田舎の母から「サプリは良くないよ!週刊ダイアモンドの最新号に載ってたよ!」と先日電話がありました。

 

週刊 ダイヤモンド 2012年 11/24号 [雑誌]
クリエーター情報なし
ダイヤモンド社

 

気になる方(特に、何かサプリを常用されている方)は両方とも買って、読み比べてみると良いと思います。

 

長年サプリで散財し、数か月前の男性更年期(重症)の宣告後に(大学病院でのホルモン充填注射と結果待ちだけでは心配で)さらにサプリに走り、更に散財し、2~3か月前から大反省している私から、反面教師的なアドバイスをさせて頂くと、以下のようになります。もちろん、食事・運動・睡眠に気を付け、それでも体調がどこか悪い(気がする)場合ですが。

 

1.医者に行って見てもらう。サプリを飲みたいなら、結果の出た後で相談する。

 

自分でこういう病気だ、こういう症状があるからこのサプリ(あるいは自然食が)必要だと決めつけず、お医者さんの意見を聞きてみましょう。どうも腑に落ちないなら、他のお医者さんからセカンド・オピニオンをもらえば良いと思います。サプリの相談も、その時にすると良いでしょう。

 

私も医者に相談していますが、抗うつ系のサプリは精神科などで「あなたのお体に合ってるみたいですので、どうぞ続けてください」と言われましたが、男性ホルモン・テストステロン増加のためのサプリをメンズヘルス・泌尿器科のお医者さんに相談したところ、あまりポジティブではありませんでした。一方、「発芽玄米に切り替えました。」「毎朝オートミールを食べています」という自然食の話をすると、私の男性更年期障害の担当医は笑顔で「それは良かった。」と反応してくれます。ですから、基本は自然食。それで補えないものはサプリ、しかも過剰摂取しない事が大切です。

 

私が担当医の先生からアドバイスをもらって止めたサプリですが、

 

・テストフェン(男性ホルモン増加)

 

・マカ(精力アップ効果で有名ですが、上記のテストフェンとともに大手●●ジムで人気の疲労回復サプリに多量に配合されていました)。

 

・アシュワガンダ(インド人参・精力剤。これも●●ジムの同じ商品のサプリに配合されていましたが、来年初めから医薬品扱いになるため、同類の製品を売っていたグリコも、アシュワガンダ入りの同社の人気サプリの発売を今秋に止めました)。

 

・トンカットアリ(1か月に10,000円近くかかりました。定期購入だと少し安くなりましたが。DHCなど、もっと安価なメーカーの物の方がコスパだけでなく、効果もある気がします)。

 

・ビタミンCとEの配合、レスベラトールなど各種天然ポリフェノール、抗酸化成分などで血管を若返らせ、物忘れやうっかりミスを減らせると謳った疲労回復・アンチエイジングのサプリ。夏にネット広告で大々的な宣伝をしていましたが、秋になってグッと減りましたね。私の男性更年期重症宣告とタイミングが重なったために、ついつい定期購入をしてしまいました。確かにこれらの成分は効果がある、と男性更年期研究の大家の先生が書かれた本に書いてあるのですが、自然食から普通に(しかももっと多量に)取れますし、その大家の先生が筆頭者の大学病院に通っている私に、同じ専門グループのお医者さんが「サプリよりも自然食」とアドバイスをされるので、本を読むだけでは危険!と思いました。

 

2.健康診断をマメに・細かく受ける。 サプリの効果がみられるよりもずっと早く診断結果がでる。

 

定期健康診断を受け、結果を見るだけでなく、少しでも再検査の必要があれば、必ず行く。職場での私の同僚(40代~50代)でも行かない人が多いです。特に単身赴任の方や独身の方は、配偶者などが体調の変化に気づいてくれないので、自分から積極的に(=無理をしてでも)診察に行くようにしましょう。サプリだと自己処方にしか過ぎませんし、栄養に気を付けているからと安心してしまうと、何か悪い病気を見逃すチャンスも高くなります。

 

また、人間ドックへ行っても、血液検査の際に男性ホルモン(遊離テストステロン)値の検査はしてくれませんので、男性更年期障害・LOH症候群の発見には直接は至りません。病院によってはリクエストすれば男性ホルモン値の検査もしてくれる所があるようです。 もちろん、男性更年期障害・LOH症候群ではないかと疑っている方は、専門の病院(男性更年期外来のある病院)へ行かれる事をお勧めします。病院の一覧は、いろんなサイトに載っていますが、以下のサイトがお勧めです。

 

http://kounenki.tn-73.com/

 

3.サプリや治療法・健康法に関する最新情報は雑誌やネットを見るだけではなく、学会誌(査読付き論文)でチェックし、最新情報にUpdateする。

 

私は理系の研究職なので、英語の論文を読むのに昔から慣れています。特にサプリや脳科学に関する本や論文は、英語だろうと日本語だろうと、数年前の脳ブームの頃からがむしゃらに読んでいましたので、数か月前に男性更年期障害と診断されてから、必要な情報を得るのに大いに役立ちました。特にネットや雑誌に書いてある事、お医者さんの言っている事は妥当なのか?本当に効くのか?副作用は?もっと良い方法が・別の手段があるのでは?と常に懐疑的に考えるだけでなく、Google Scholarや勤務先の科学論文データベースを借りて昼休みなどに調べる事が出来ました。

 

とはいえ、医学論文というのは、実はそれほど難しくはありません。理工系の他の分野の論文よりも短いですし、専門用語も決まっていますし、健康に気を遣う人たちが普段使う用語(例えば脳細胞、神経伝達物質、ビタミン・タンパク質など)ですので、英語が苦手でも日本語である程度知識があれば、直ぐ読めるようになります。私はこうやって自分で論文検索をし、記事や医者の言う事の信ぴょう性・妥当性をチェックしています。このお蔭でサプリの量(と出費)を大分減らすことが出来ただけでなく、サプリのタイプを(効能が対極のものに)変えたり、運動方法も大幅に変えました。最近になって重症だった私の男性更年期障害(LOH症候群)の症状にも改善がみられ、自分で得た知識をまとめようとこのサイトを立ち上げる事が出来るようになったのも、こうやって自分で徹底的に調べる事が出来るようになり、それが良い栄養・運動・睡眠などを与えてくれるので、(男性更年期障害と解る前の私が、負のスパイラル・悪循環に陥って、サプリで散財していたのに対し、)正のスパイラルに現在入って、その効果が出てきているのだと思います。

 

そうやって(医者に聴くまでもなく)自分の判断で止めたサプリには「たまねぎ外皮」、「プロポリス」、「BCAA」などがあります。

 

また、止めるかどうか迷った挙句、ブランドを変えたサプリも多く、その一つに肝油があります。私は男性更年期障害と診断される前からサントリーの DHA & EPA (セサミンplus) をずっと定期購入をしていたのですが、つい最近になって止めました。今でも肝油は飲んでいますが、サントリーでは5775円(毎月の定期購入で5198円、送料無料)かかりますので、もっと安く、しかも高品質の物(NatureMade社 の Super Fish Oil)を買ったら、月々 のコストがアマゾンの定期購入だと サントリーのDHA & EPA (セサミンplus)へ払っていた額の14分の1以下の367円になりました。

 

ちなみに肝油を選ぶポイントはビタミンEを配合しているかどうかです(アメリカの栄養士・お医者さんが真っ先に勧める肝油の選択基準です)。肝油の主成分であるDHAとEPAは酸化されやすいですが、セサミンでなくとも、ビタミンEが入っていれば酸化は防げます。

 

肝油について調べなおすきっかけとなったのは、男性更年期障害に悪いという日本人男性のブログ記事をネットで発見したからです。

 

魚の油(DHAとEPA)は血液をサラサラにし、脳の材料となり、鬱(うつ)の改善に効果があり、健康にとても良く、アメリカでは男性更年期障害やテストステロン増加に大いに進められている食品なのですが、その日本語ブログ記事によると、魚の肝油などDHA・EPAを摂取すると男性ホルモン分泌量を減らすと書いてあったのです。

 

いろいろ他のサイトも調べて数日かけてチェックして見ると、もともと日本の筋トレ系の雑誌に、そういう内容の記事が数年前に載り、ボディービルダーやアスリートに広まったのが発祥らしく、その根拠については私の調べた限り、何処にも書いてありませんでした。

 

私も長年DHAとEPA(肝油)を飲んでいて気になったので、学会誌の最新の論文を英語で読んで随時チェックしていますが、今の所、DHAとEPAの過剰摂取というよりも、摂取する脂肪酸のタイプ(DHA・EPAを含む)の割合によって、男性ホルモンを減らすという論文が(ラットを使った実験例の物で)2点見つかっただけです。

 

アメリカのサイトだと、DHA・EPAの摂取はテストステロン量の増減には関係ないという物(極少数派)や、テストステロンを増やすというポジティブな物(多数派)がフィットネス・健康関連のサイトに沢山(常識のように)載っている一方で、論文としてはきちんとした物が検索しても今の所見つかっていません。ただし、DHA・EPAの摂取がテストステロン量を減らすという記載は、アメリカなど英語のサイトでは彼方此方探しましたが、今の所まったく見つかっておりません。一先ず安心です。

 

とはいえ、DHA・EPA摂取を肯定するしっかりとした論文が見つかっていないので、見つかるまで私は肝油を無理して飲まないことにしました。ただし、肝油が性腺刺激ホルモン・黄体ホルモンなどを上昇させる事は知られており(論文は沢山あります)、これがきっかけとなって男性ホルモンであるテストステロン値が上昇するのではないか、とは長年言われています。

 

また、肝油(1日 4 g をサプリで投与)が25歳~45歳の成人の筋肉肥大と維持にかなり効果があるという論文を最近になって米国・ワシントン大学医学部の研究チームが発表しているというニュースは聞きましたので、この論文が見つかり、読んで納得したら、私の肝油に関する些細な不安も完全に消えてなくなるかもしれません。

 

このため、先述のコストパフォーマンスも考え、現在私は Nature-Made 社 の Super Fish Oilを1日1錠(1.2 g)飲んで、後は普通に魚を(肉や野菜とともに、普通の日本の家庭並に)食べています。将来、肝油の男性ホルモンへの副作用の可能性へのプチ不安が完全になくなれば、 ワシントン大学の研究結果を信じ、一日の摂取量を(自然食を中心に)4 g まで上げるかもしれません。

 

別にサントリーや味の素など、巷で人気のの肝油製品に限った事ではありませんが、魚好きなのに、さらに肝油も沢山飲んでいる(飲みすぎている)中高年の男性、私も何人か知って居ますし、肉は健康・メタボ・成人病に良くないからと魚と野菜しか食べない(卵も肉も食べない)という中高年の男性も私の周りに居ます。脱メタボの国民的なブームに流され、脳や血管・血液の健康ばかり考えて、男性ホルモンの事は考えて居ない、知らないのでしょうね。男性ホルモンの生成には野菜と魚だけではダメで、肉や卵など、コレステロールの高い食品も必要なのに。これについては近いうちに別の記事を書きますね。 

 

サントリーの製品などにも記載してありますが、肝油に限らず、サプリは一日の摂取量の上限を守り、他の栄養素も三度の食事を通じて摂取し、栄養のバランスをきちんと保ちましょう。 

 

4.販売業者に直接質問し、納得が行くまで話し合う。

 

あとオリジナル・ブランドのサプリ販売を積極的に行っているジムのスタッフやトレーナーの方だと、サプリについていろいろ質問に答えて頂けます。私は自分の通っているアメリカ発祥の大手●●ジムのトレーナーさんたちに、自分が男性更年期障害である事を公言しています。このため、サプリの選択や成分について、私の細かい質問に、皆さん親切に答えて下さいますし、その日に答えて頂けなくても、数日後に「○○だと◇◇の成分が黄体ホルモンに作用するので、テストステロンの分泌量を増やすのに、もっと効くはずですよ。」と、私の病状に応じてオフの時にも考えてくれているトレーナーさんもいらっしゃいます。これにはさすがに感激しました(涙)。

 

私の場合、自分の担当医はこう言っていた、このサプリの摂取に関して否定的だったと単刀直入に話しますが、●●ジムのトレーナー・スタッフの皆さん、それでもあれこれ考えてくれて、別のサプリを選んでくれたり、自然食や運動メニュー・睡眠法なども合わせてアドバイスをして下さいます。

 

●●ジムのスタッフ・トレーナーの方々にはいつも大感謝です。

 

2012年11月27日に掲載