クリシン (Chrysin)

クリシン 500 30カプセル (海外直送品)
クリエーター情報なし
Chrysin 500 by Jarrow 30 Capsules

 

 元旦に紹介したアメリカ人のオジサンのYoutubeビデオ(御本人による日本語スピーチ版と、英語スピーチ版の両方)の中に、

 

「男性ホルモンの減少を食い止めるために、クリシンなどのサプリを摂りなさい。」

 

というメッセージがありました。

 

 調べてみると、このクリシン、パッションフラワーなどに含まれる自然由来の成分で、体内で男性ホルモンが女性ホルモンに変化する作用を抑える作用があります。

 

 このオジサンがやたら推奨するので気になり、彼が運営するサイトの他、アメリカの他のサイト、アマゾンUSAでのレビューなどを調べ、日本のアマゾンでも割と安価で買える上の商品を注文したら、海外直送品だというのに、一週間で届きました。

 

 ただ、一週間試してみたのですが、気分も、身体的にも、何の変化もありません。送料込みの値段で考えると、1粒約130円もしたのに・・・。

 

 そこで、このサイトに(自分が学んだ事、知った事、教えてもらった事の情報整理も兼ねて)あちこちに載せていた記事を読み返したところ、クリシン以外にも、男性ホルモンから女性ホルモンへの変化を食い止める食品・栄養素があるという事が解りました。例えば、

 

●キャベツ(あるいはケールなど、キャベツ系の野菜)

●ブロッコリー(これもキャベツの仲間ですが)

●亜鉛(←これが 一番 強力)

 

です。

 

 私はこれらの食品はマメに取っていますし、亜鉛もサプリで摂取しています(男性の精力増強を謳ったサプリには、大抵亜鉛が入っていますし、マルチビタミン・ミネラルや疲労回復のサプリにも含まれている場合が多いです)。このため、クリシンをわざわざ摂取しなくても、男性ホルモン→女性ホルモンへの変換が亜鉛やキャベツ系野菜の効果で抑えられていたのでしょう。

 

 アメリカやヨーロッパの多くの国の場合、キャベツ(特に生キャベツ)はあまり食べません。日本だと定食屋の野菜といえば(サラダと呼ばれるものでも)キャベツが大半を占めていますから、普通に日本の食事をしていれば(外食であっても)キャベツ系野菜が不足する事はないと思います。これに対し、アメリカで生キャベツと言えば、(日本でもKFCのサイド・ディッシュとして見かける)コールスローくらいですし、火を通した料理でも、ロールキャベツ(cabbage roll)位です。多分これが理由だと思うのですが、欧米のボディービルダーは鶏(特に胸肉)とブロッコリーを毎日のように食べます。飽きないように、胸肉(chicken breast)とブロッコリーを使ったレシピ集の本が売っていたり、ウェブで沢山公開されています。

 

 この男性ホルモン→女性ホルモンの変換作用ですが、女性の体内でも、男性の体内でも常に起こっています(女性ホルモンは男性ホルモンから作られるのです)。ただ、この作用が問題になるのは、男性更年期を患う男性だけでなく、男性ホルモンが多すぎる男性の場合です。過剰に生産された男性ホルモン(テストステロン)は女性ホルモン(エストロゲン)に変換されてしまうため、ボディービルダーやアメフトの選手など、筋肉質の塊のような体を持つスポーツ選手の中には血中の女性ホルモン値が上昇してしまい、胸が膨らんでくる(下のビデオの男性など)、体に丸みが出てくる、などの身体的変化が現れる人が結構居ます(日本でも相撲取りに似たような症状が現れる、という話をたまに聞きますね)。

 

 

 このような方たちはブロッコリーやキャベツを(亜鉛には、健康のため摂取上限量があるため)普段から取るべきですが、サプリ文化のアメリカでは、クリシンのようなサプリから摂取するのが手頃なのでしょう。日本で普通に食事をしていた場合、キャベツをよく食べますし、肉や魚介類・牡蠣など、亜鉛も普通の食生活で十分取れますので、血中の女性ホルモンが上昇し、体に目立つ変化が現れない限りは、不要だと思います。

 

 ちなみに、お酒を飲んでも男性ホルモンに対する女性ホルモンの割合が高くなってしまうため、男性更年期の方は(予備軍も含めて)飲酒を控えるべきだと思います。アルコールを摂取すると、体内から女性ホルモンを排出する働きが弱くなる、というのが主な理由です。

 

2014年1月24日(金)に掲載